■日立LG GSA-4120B (日立版) I-O DATA DVR-ABH12W  -2004年7月4日更新-

LG版に続き、日立版のGSA-4120Bが発売されました。
本ドライブの特徴は、

発売時点で、カートリッジ式DVD-RAMを除くすべてのメディアに対応の唯一のドライブ。
LG版GSA-4120Bと違い、日立版GSA-4120B(本ドライブ)は、DVD+R DLメディアに書き込むと、BookTypeが 「DVD-ROM」 となる。(強制的にROM化される)
※ただし、LG版のGSA-4120Bでも、特定のファームウェアでDLメディアがROM化されることが確認されています。
DVD+RメディアのROM化はできない。(初期ファームA102にて確認)
一部の8倍速DVD+Rメディアに12倍速での書き込みが可能。(RICOH、太陽誘電、三菱等)
放熱に有利とされる コーベホーネツ 筐体採用。
GSA-4040B〜GSA-4082Bは、CD-R部はほとんど同じ性能だったが、今回MAX40倍速にパワーアップ。そのせいか、SafeDiscプロテクトディスクのバックアップ能力が大幅低下。(SafeDisc2.9もバックアップ不可)
DVD+R DLに対応したソフトが2つ付属している。
B's Recorder GOLD 7.19
Ulead DVD MovieWriter 3 SE for I-O DATA
「Write samples offset」 は、相変わらず±0

その他細かいことも含め、調べた結果なんかを書いてみたいと思います。


いかにも 「最強」 みたいなパッケージですが、
実際最強を狙えるポテンシャルを秘めています。
検証時環境 (New Window!)
- 公式ページ -




■売りのDVD+R DL書き込みは自動ROM化仕様

本題に前に、まずは予備知識。
DVD Backup Guide さんの検証内容を見て気が付きましたが、ブランク状態のDVD+R DLメディアのBookTypeを調べることは結構重要みたいです。

三菱化学 2.4倍速DVD+R DLブランクメディアの情報 (DVDINFOPro 2.55)
なにも記録していない状態ですが、BookTypeが 「DVD-ROM」


こんな感じで、なにも記録していないのにBookTypeが 「DVD-ROM」 となってます。
※DVD+Rブランクメディアの場合は 「DVD+R」となります。

また、ROM化されていない記録済みDVD+R DLディスクをマウントさせても、BookTypeが 「DVD-ROM」 となります。
つまり、日立版のGSA-4120B (確認時ファームA102) は、記録済みDVD+R DLディスクがROM化されているか?の確認には使えないので要注意。


日立版のGSA-4120B (Firm A102) は、DVD+R DLメディアを焼くと自動的にROM化されますが、その際に必要な設定等はなにもありません。ただ普通にデータを焼くだけです。
ここでは、約7.94GBのDVD-Videoデータを、付属のB's Recorder GOLD 7.19 にて書き込みしました。
書き込み後のディスク情報は以下の通り。(HD-165H使用)
バッチリROM化されているのが分かります。

DVDINFOPro 2.55 + HD165H
HD-165HはROM化をしっかり判断するドライブですが、↑のようにバッチリROM化されているのが確認できます。





以下の5枚のグラフは、↑で作成したディスクの測定結果です。


PlexToolsProfessional 2.14 + PX-712A (Firm1.03) Beta /Jitter Test (8ECC)



PlexToolsProfessional 2.14 + PX-712A (Firm1.03) PI/PO Test (8ECC)
Jitterはレイヤ切り替え部で変動していますが、エラー的にはまずます。
全体的に、レイヤ1の方がエラー多くなってます。



SONY DRU-700A (SOHW-812S改) + KProbe 2.2.2
問題ありません。




Nero CD-DVD Speed 3.10 + GSA-4120B (日立版)


★★★ 注意 ★★★
ディスク種類が 「DVD+R DL」 となってますが、間違いなくROM化されたディスクです。
(同ディスクをNero CD-DVD Speed
3.01 にて測定すると、ディスク種類が 「DVD-ROM」 となります)
※Nero CD-DVD Speed のバージョンによって、この辺は違ってくるみたいです。



Nero CD-DVD Speed 3.10 + SD-M1712


レイヤ切り替え部でやや減速してますが、実用上は問題なし。


DVD+R DLメディアはROM化されることがまず重要ですが、(と言っても、環境によってはROM化は必要はありませんが)その点はクリア。エラー的にはディスク外周付近で多くなるものの、初期型PlayStation2 (SCPH-10000) でもスムーズに再生できているので、実用上問題ないレベルだと思います。






■DVD+R DL追加検証

今度はライティングソフトを nero 6.3.1.17 にして試してみました。
用意したファイルは、B's7.19のときと同じDVD-Video用ファイルです。

ちなみに、nero 6.3.1.17 では、ドライブによっては↓のようなオプション (Write extended Lead-out on .....) が出現しますが、GSA-4120B (Firm A102) ではこの設定項目は出現しません。


特に気をつけるべき設定項目はありません、nero 6.3.1.17 で普通にDVD-Videoとして焼くだけです。
書き込み完了後のディスク情報は以下の通り。

DVDINFOPro 2.55 + DVR-106D
DVR-106D (Firm 1.07) は非ROM化DVD+R DLディスクはマウントできませんが、しっかりマウント可能な上にBookTypeは 「DVD-ROM」 となってます。





以下の4枚のグラフは、↑で作成したディスクの測定結果です。


PlexToolsProfessional 2.14 + PX-712A (Firm1.03) Beta /Jitter Test (8ECC)



PlexToolsProfessional 2.14 + PX-712A (Firm1.03) PI/PO Test (8ECC)



SONY DRU-700A (SOHW-812S改) + KProbe 2.2.2
エラー的にはかなりの好結果。レイヤの切り替わりが(グラフから)判別できないほどです。



Nero CD-DVD Speed 3.10 + SD-M1712


ただ、SD-M1712の読みではレイヤ切り替え部でやや減速してます。(問題はないレベル)






■DVD+R DLさらに追加検証

今度はライティングソフトを RecordNow! Deluxe 7.1.0 にして試してみました。
焼くファイルは、B's7.19のときと同じDVD-Video用ファイルを使う予定、、、でしたが、それだとなぜか書き込み開始時にエラーとなってしまいます。(なにがいけないのかは不明。ソフト自体はDL焼きに対応しているはずですが)

そこで、DVD MovieWriter 3 SE for I-O DATAに約8GBのmpegファイルを読ませ、10分置きにチャプターを打ってDVD-Video用ISOファイルを作成。そのISOファイルを RecordNow! Deluxe 7.1.0 に読ませたところ無事に焼きに行きました。

RecordNow! Deluxe 7.1.0 の詳細情報


焼き自体は特に問題なく終了。書き込み完了後のディスク情報は以下の通りです。

DVDINFOPro 2.55 + DVR-106D
Implementation id が 「Prassi」 になると思いきや 「Ulead Systems USA Inc.」 でした。
それはともかく、どのソフトで焼いても勝手にROM化されるようです。





以下の4枚のグラフは、↑で作成したディスクの測定結果です。


PlexToolsProfessional 2.14 + PX-712A (Firm1.03) Beta /Jitter Test (8ECC)



PlexToolsProfessional 2.14 + PX-712A (Firm1.03) PI/PO Test (8ECC)
レイヤ1のエラーが思ったより多くなってしまいました。



SONY DRU-700A (SOHW-812S改) + KProbe 2.2.2
KProbeでも、レイヤ1で若干エラー多目。



Nero CD-DVD Speed 3.10 + SD-M1712





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