■DW1600 + nero 6.3.1.17 でDL焼き

設定で気をつけるところは特にありませんが、nero 6.3.1.17 でもBookTypeの設定が可能なので、念のため「DVD-ROM」としておきます。(BenQ Book Type Management でもROM化の設定にしています)

あとは 「New Compilation」 で、「DVD-Video」 を選択して、用意した約7.94GBのDVD-Video用ファイルをVIDEO_TSフォルダに放り込んで焼くだけです。


書き込み後のディスク情報 (DVDINFOPro 2.55 + DRU-700A)
Implementation id が 「AHEAD Nero」 に。ROM化もバッチリです。


まず、初期型PlayStation2での再生ですが、DVD-Videoとして認識し、正常に再生可能でした。レイヤ切り替え部も相変わらず気がつきません。レイヤ1でのブロックノイズ等もなく、なかなかいい感じです。
→ということで、DVD-Videoを焼いて再生がうまくいかないときは、ライティングソフトを変えるといいかもしれません。

後は各種ツールでの測定結果が気になるので、前ページと同じ要領で測定しておきます。





各種ソフトでの計測結果

PlexToolsProfessional 2.14 + PX-712A (Firm1.03) Beta /Jitter Test (8ECC)



PlexToolsProfessional 2.14 + PX-712A (Firm1.03) PI/PO Test (8ECC)
少し気になりますが、これくらいなら問題はなさそうです。



SONY DRU-700A (SOHW-812S改) + KProbe 2.2.2
KProbe + DRU-700Aではかなりのいい結果。



Nero CD-DVD Speed 3.12 での Disc Quality Test (BenQ DW1600使用)
(前ページで) RecordNow! v7.10 で焼いたのと同じような結果です。PIエラー、Jitterともにかなり低め。




■Nero CD-DVD Speed 3.12 での書き込み時速度グラフ

本ドライブには16倍速対応DVD+Rメディアが付属されていますが、その貴重なメディアをここで使うことにします。

・・・・・・・が! Nero CD-DVD Speed の 「データディスクの作成」 を実行して少しすると、


PCの電源が勝手に落ちてしまいました(ToT)/~~~
なんでこんなときに!というか、PC自体は非常に快適に動いていたのですが・・・泣きたくなりました (T_T)


しかたがないので、気を取り直して太陽誘電の8倍速DVD+Rメディアを使うことにします。
(誘電8倍速DVD+Rメディアでも16倍速焼きが可能です)


太陽誘電 8倍速DVD+Rメディアでの 「データディスクの作成」 の結果
16倍速とは言っても、ディスク最外周部でようやく16倍速に到達する、といった感じです。
時間的にはかろうじて6分をきりました。PX-712Aよりは15秒程度速いです。(たったの15秒!)




以下の4枚のグラフは、↑で作成したディスクの測定結果です。



Nero CD-DVD Speed 3.12 での読み取り試験結果




PlexToolsProfessional 2.14 + PX-712A (Firm1.03) Beta /Jitter Test (8ECC)



PlexToolsProfessional 2.14 + PX-712A (Firm1.03) PI/PO Test (8ECC)
どうも外周部が悪いです。
ただ、8倍メディアに16倍焼きしているので、この辺はしょうがないのかもしれません。



Nero CD-DVD Speed 3.12 での Disc Quality Test (BenQ DW1600使用)
同じく、外周部が悪いです。
8倍メディアの場合は、MAX 12倍速までに抑えておいた方がよさそうです。




■Nero CD-DVD Speed 3.12 で書き込み速度のグラフを見てみる Part2

今度は書き込み速度を12倍速にしています。
メディアは同じく太陽誘電の8倍速DVD+Rメディアを使用。


太陽誘電 8倍速DVD+Rメディアでの 「データディスクの作成」 の結果 ※12倍速指定です
時間にして約30秒長くなっただけです。
(8倍速メディアを使うときは、MAX 12倍速までにしておいたがよさそう)



Nero CD-DVD Speed 3.12 での Disc Quality Test (BenQ DW1600使用)
16x のときと比べて驚くほど結果が違ってきました。品質スコアは 100

時間的な関係でエラー計測は1枚のみですが、16倍速と12倍速では全然違う結果になりました。
速度違反もほどほどに、、ということで。




■プレス2層DVD-Videoの読み

特にこれといってない、普通のCAV読みです。(MAX 8倍速)

PRIDE.25 (片面2層DVD-Video CSS付)





■各種特殊音楽ディスクの読み性能

DW822Aと同じ結果です。
SACDハイブリッド・ディスクのCD-DA部にアクセスできないのが困り物と言えば困り者ですが、それ以外はあまり不満はないです。

特殊音楽ディスクタイトル 特殊音楽ディスク種類 特徴 検証結果
Every Little Thing / Many Pieces
CDS200.0.4 エラー入りのカクタス・データ・シールド。(トラック13で音飛び発生しやすい) 認識、読み共に無問題
中島美嘉 / 愛してる
レーベルゲートCD エラー入りのカクタス・データ・シールド。(トラック1で音飛び発生しやすい) 認識、読み共に無問題
Nick Carter / NOW OR NEVER
Key2Audio 国内ではほとんど採用実績がない、Key2Audioプロテクト。PCでのマウントは未保証なディスク。 認識、読み共に無問題
westlife / world of our own
CDS-100 カクタス・データ・シールド最強のCDS-100ディスク。
誤爆が多く、回収されてしまったという経緯がある、今となっては入手困難な(ある意味)貴重なディスク。
認識、読み共に無問題
東方と戦慄
Alpha-Audio 国内ではほとんど採用実績がない、セテック社の音楽CDプロテクト。
2セッション目はそれなりに強いプロテクトなものの、1セッション目はほとんどノンプロテクトなディスク。
認識、読み共に無問題
aiko / 暁のラブレター
特殊データ入り
音楽ディスク
書き込む際に問題が起きやすいという特殊なデータが混入されているディスク。 認識、読み共に無問題
元ちとせ / ノマド・ソウル
SACDハイブリッド・ディスク プロテクトディスクではないが、ドライブによってはマウントできないディスク。 CD-DA部が認識できない
→ファームアップで認識可能に
サガフロンティア
オリジナルサウンドトラック
トラック1プリギャップ
音声入り音楽CD
トラック1のプリギャップだけでなく、LBAマイナス領域にも音声データが収録されている、極めて特殊な音楽CD。 吸えない

※サガフロンティアオリジナルサウンドトラックは CD-Ripper を、その他は Exact Audio Copy V0.95 prebeta 5 を使用して確認しています




■特徴等まとめ

項目 結果(データ)
主要チップ PNX7860E
S41033.1
ZS0423M0CX ※PHILIPS製
製造国表示 MALAYSIA
排気ファン なし
5V定格 1.6A
12V定格 1.8A
ヘッドホン端子 なし
動作音 16倍速書き込み時はそれなりの音はする
付属のブランクメディア PHILIPS 16倍速DVD+Rメディア
ID : PHILIPSC16
付属のソフト Sonic RecordNow! v7.10
Sonic DLA v4.90
WinDVD Creator v2.0B14.276C2W
WinDVD v4.0B11.640C2W.19065.0000D00000
Book Type Management v8.2
QVideo v2.0.B03.018.19576
SafeDisc3.*のバックアップ 未確認
SafeDisc3.*の読みドライブとして使用可能か? 可能
Read sample offset correction +618
Write samples offset +66
Combined read/write sample offset correction +684
DVD+R DVD+RW、DVD+R DLメディアのROM化 すべて可能
(設定も制限なく出来る)
プリギャップリードサイズ
PRE-Gap Checker にて計測)
データCD(LBA) : -146
データCD(MSF) : -123
音楽CD(LBA) : -142
音楽CD(MSF) : 計測エラー
DVD-RAMに記録したデータは読めるか? 無理
Exact Audio Copy での読み書き
(V0.95 prebeta 5 にて確認)
読み
書き
CD Manipulator 2.70 での読み書き
読み
書き
(CD-DAの)読み速度の変更はできるか? 可能
ただし、EACで確認する限りでは、最低速度は12倍速
CD-R最低書き込み速度 8倍速
フルCLVでのCD-R書き込み最高速度 確認中
フルCLVでのDVD-R/DVD+R書き込み最高速度 4倍速
ROM化したDVD+Rディスクの認識 DVD-ROMとして認識可能
こちら の、「■ROM化したDVD+Rディスクの認識について」 のところも参照
保証 ベンキュージャパンの1年保証
トレイの色
搭載バッファ容量 2MB


【補足1】
台湾系ドライブは、箱入りでもバルク扱いのものがありますが、本ドライブは保証書付です。
※BenQ eshopで買う場合は、宅配便の送り状を捨てちゃまずいみたいなので、一応注意。

【補足2】
ヘッドホン端子は今回から削除になりました。(DW822Aではついていた)
また、操作ボタンも1つに減っています。

【補足3】
(検証時は)DVD-R/RWメディアの書き込みに対応していませんが、7月下旬くらいのリリースされるファームウェアで対応される予定です。(メーカー公式コメント)

【補足4】
DVDINFOPro 2.55 を使ってブランクDVD+Rメディア、ブランクDVD+R DLメディアの情報を調べようとすると、ドライブがフリーズしてしまいます。DVDINFOProのバージョンアップを待つしかなさそうです。(またはファームウェアのアップデート)

【補足5】
DW822Aの Read sample offset correction値は +1292 とやけに大きい数値でしたが、DW1600では +618 でした。ただPREMIUMで作成したEACのテストディスクでoffset値を求めようとするとフリーズしてしまい測定できなかったので、
先頭と末尾にゼロサンプルがないWAVEファイルを用意 → そのWAVEファイルを元に、Write samples offsetが ±0 の音楽CDをGSA-4082Bでで成 → 作成した音楽CDからDW1600でリッピング → 初めのWAVEファイルと比較
という、少々面倒な方法で調べています。


数日しかいじってませんが、ほぼ期待通りの内容でした。
※付属のSonic RecordNow! v7.10でうまくDVD-Videoが焼けないのが計算外でしたが → ライティングソフトは、nero6の方がいいような気がします。

初めにも書きましたが、

Nero CD-DVD Speed で、Jitter計測が可能
各種+系メディアのROM化自由自在
DVD+R DL対応

といたっところがよいので、今後は2ndマシンのセカンダリマスターのポジションは、当分DW1600専用になる予定です。




■その他の検証

CD関連のベンチマーク (New Window!)
各種DVDメディアでのエラー測定結果 (New Window!)



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