TLA #0304 の PX-716A トップ DVD関連のベンチマーク Prodisc DVD+R DLメディアの怪現象 トップへ
各種4倍速メディアエラーチェックページ 各種8倍速メディアエラーチェックページ 各種16倍速メディアエラーチェックページ


■TLA #0304 の PX-716A - 2005年3月12日更新 -

すでに4台も所有しているドライブですが、今回TLAが変わった & なんとなく気が向いたということでめでたく購入。
ここでは改めて調べた結果や、その他気になったことを書いてみたいと思います。


PX-716A
またしても登場することになった PX-716A (TLA #0304)
トータルで5台目です。(無駄に買いすぎ・・・)


ところで、プレクスターのドライブというと、(一部の人に) TLA が注目されることで有名ですが、これには訳があります。

とその前に、「そもそもTLA とは何なのか?」 ですが、PLEXTORドライブの外箱に書いてある番号のことです。(製品ラベルにも書いてあります)


今回購入した PX-716A の外箱のラベル
この場合、TLAは見ての通り #0304


4桁の数値がありますが上2桁はハードウェアになんらかの変更等があったときに変わると言われています。(ただし、メーカー非公開情報)
下2桁はファームウェアバージョンを表しているとみてほぼ間違いありません。例えば、TLA # 0304 の場合は、出荷時のファームウェアが1.04という事になります。(例外があるかもしれませんが)



話を戻しますが、TLA が注目される理由は、同じドライブでもTLAの番号が違うとドライブの性能が変わることが過去に実際にあったからです。(場合によっては、仕様が変わることもある)
過去のプレクスタードライブのTLA違いによる性能差は以下通り。


1. その昔、音楽CDリッピング用として多くの人が使用したCD-ROMドライブ PX-40TS の場合
→選択できる読み速度が違う。(TLA #02** は等速読みが可能だが、TLA #10**では等速読みができない)
2. 一般販売では、PLEXTOR最高傑作とも言われている PX-R820T の場合 最高傑作のソースは不明(^^;
→TLA #***3以上のものは普通にRAWモード書き込みが可能だが、TLA #***3 より前のものは1倍速のときのみRAWモード書き込みが可能になる。
3. 最もTLAで性能差が出たドライブ PX-W8220T の場合
→TLA #00** #01**とそうでないのとは、ウィークセクタの書き込み能力が異なっており、SafeDisc2.*バックアップ時に大幅に差が出る。
4. PX-W4824A の場合
→TLA #0000とTLA #0204では、SafeDisc2.*バックアップ時に差が出る。


こんな感じで、出荷時期によって性能差が出た例が結構あるので、TLA が違ってくると(一部に人に)注目されます。

で、今回気が向いたので買ってみた TLA #0304 の PX-716A ですが、いろいろ調べたところ、以前に販売された TLA #0202 とそんなに違うことはなさそうに思います。


- メインチップの情報 -
★★★ 期間限定公開 ★★★
バッファロー版 PX-716A TLA #0202 の基板スキャン画像 New Window!
純正版 PX-716A TLA #0202 の基板スキャン画像 New Window!
純正版 PX-716A TLA #0304 の基板スキャン画像 New Window!


バッファロー版 PX-716A
2004年11月製造
TLA #0202

S/N 507424
149***
純正版 PX-716A
2004年11月製造
TLA #0202
S/N 507424
121***
純正版 PX-716A
2005年1月製造
TLA #0304
S/N 507424
407***
LC897492FL
YH4HN: 4
JG7G
LC897492FL
YH4HN: 4
JGDG
LC897492FL
YH4HN: 4
LG3G


メインチップは若干バージョンが違うように見えますが、詳しいことは不明です。
(PX-W4824A のときは、このくらいの数値の違いでもSafeDisc2.*の書き込み能力に差が出ていました)

また、出た直後に買ったTLA #0202 の PX-716A のシリアルは 121*** でしたが、約2ヶ月後に買った TLA # 0304 の PX-716A のシリアルは 424*** と、結構数値があがってました。



その他、いくつか気になることを調べてみましたが、結果は以下の通り。

暁のラブレター書き込み能力
太陽誘電 32倍速 650MBメディアに8倍速書き込み
見ての通り問題ありです。少し期待してましたが、どうやらそう簡単に解決できる問題ではなさそうです。



Safedisc3.2(FARCRY 日本語版) 書き込み能力について

【確認方法】
TLA #0304のPX-716AでSafeDisc3.2ディスクの冒頭部のみCDRWINでRAW読みし、TLA #0202とTLA #0304 + CDM2.70でRAW焼きをする。その焼いたディスク + TOSHIBA SD-M1502 + CDM2.70でRAW読みし、そのログから判断しています。


TLA #0202
Firm 1.04
TLA #0304
Firm 1.04

多少違いが出てますが、実質同じレベルです。

【補足説明】
FARCRY 日本語版の場合、アドレス400番台でエラーが出なければSafeDisc焼き能力は「そこそこ」いいレベルですが、この結果だと(少なくとも)日立LGのGSA-4082B等には及びません。
※読みドライブによって、↑のログは違ってきます。


ということで、SafeDisc関連は、TLA #0202と#0304ではバックアップ能力はほぼ同じ感じです。


あとは、トレイが開くときに左側にカックンと傾くという現象がありますが、TLA #0304でもその現象はおきます。
→ただ、これには解決方法があり、Silent Modeを有効にすれば 「左カックン」 はなくなります。こちら を参照。

また、掲示板での報告で、Exact Audio Copy で書き込みできる、できないと報告が分かれている気がしますが、うちではどうもできません。
EACのバージョンは V0.95 prebeta 5 で、ASPI はAdaptecの4.60や、neroのものを使用していますが、どうもうまくいきません。(やり方はCUEシートから読ませたり、普通にWAVEファイルを登録したりしいているだけですが・・・)
Silent Modeで「最大ライト速度」を40倍速以下にしてもだめです。
どうもやり方や設定、なんらかの環境等の問題のような気がしてますが、この件については深く追求するのはやめておきます。


いつもこのメッセージが出て失敗します。
こうなるとドライブが固まってしまうので、要再起動。




■読みの個体差について

掲示板でも報告ありましたが、やはり読みの個体差というものはあるようで、同じディスクを計測してもドライブによって差がでます。差の出方は、さまざまな要因が絡んできそうです。
この結果を見ると、他の人の結果と直接比較できないということが分かると思います。

ほとんど同じような結果になる場合の例
Pioneer DVR-A09-J (Firm 1.17) + maxell 8倍速DVD-Rメディア
8倍速書き込みしたディスクの場合
TLA #0202 Firm 1.04 のPX-716A での計測結果
TLA #0304 Firm 1.04 のPX-716A での計測結果

この条件だと、どちらのPX-716A で計測しても大差ないですが、



違いが出る場合の例
BenQ DW1620 (Firm B7T9) + BenQ 8倍速DVD-Rメディア ID : DAXON008S
16倍速書き込みしたディスクの場合
TLA #0202 Firm 1.04 のPX-716A での計測結果
TLA #0304 Firm 1.04 のPX-716A での計測結果

この条件だと結構差が出てしまい、受ける印象も違います。
(基本的に、他の人の結果とは直接比較できない、ということで)




■焼きの個体差について

焼きの個体差はどうか?ということで少し調べてみました。
使用したメディアはmaxell 8倍速DVD-Rメディアで、TLA #0202 と #0304 のPX-716A でそれぞれ8倍速焼きしています。

PX-716A Firm1.04 TLA #0202 + maxell 8倍速DVD-Rメディア
8倍速書き込みしたディスク
TLA #0202 Firm 1.04 のPX-716A での計測結果
TLA #0304 Firm 1.04 のPX-716A での計測結果



PX-716A Firm1.04 TLA #0304 + maxell 8倍速DVD-Rメディア
8倍速書き込みしたディスク
TLA #0202 Firm 1.04 のPX-716A での計測結果
TLA #0304 Firm 1.04 のPX-716A での計測結果


若干 TLA #0202 のほうがいいと言えばいいですが、このくらいは誤差レベルかもしれません。(ほとんど気にしなくていいレベル)




■ドライブ情報等

DVDINFOPro 3.51
シリアルはかなりあがってました。
ファームは1月20日リリースの1.04が最初から入っています。



nero 6.6.0.6
PX-716A は、nero6でもROM化の設定変更が可能です。
どの設定がいいかよくわからないときは、PlexToolsでROMするしないの設定をしておいて、
nero6では 「現在のドライブ設定」 にしておくといいかと思います。


製品ラベル
予想通り、MADE IN CHINA でした。



検証時環境
マザーボード intel D865PERLK(865PEチップセットインテル純正品)
OS Windows2000 Professional + SP4
CPU Celeron 2.6GHz(FSB400)
メモリ PC3200 BULK(SAMSUNG) 256MB × 2
ビデオカード RADEON 9500(64MB)
サウンドカード オンボードのものを使用
FDドライブ 不明
SATA HDD Seagate ST3160827AS (160GB)
プライマリマスター PLEXTOR PX-716A TLA #0202
プライマリスレーブ Pioneer DVR-A09-J
セカンダリマスター BenQ DW1620
セカンダリスレーブ PLEXTOR PX-716A TLA #0304
キャプチャーボード ピクセラ PIX-MPTV/P4W
IEEE1394ドライブ Pioneer DVR-106D( RS-FWEC5AL にて変換)
USB2.0ドライブ PLEXTOR PX-712U
USB2.0ドライブ LITE-ON SOHW-1653S
ラトックのUSB2.0ケースでUSB2.0変換
ディスプレイ NANAO T550
デジカメ FUJIFILM FinePix 2600Z
スキャナー EPSON GT-7200U
ケース ソルダム MT-PRO1300(白 400W)
※電源はAcBel 400W に交換


TLA #0304 の PX-716A トップ DVD関連のベンチマーク Prodisc DVD+R DLメディアの怪現象 トップへ
各種4倍速メディアエラーチェックページ 各種8倍速メディアエラーチェックページ 各種16倍速メディアエラーチェックページ







100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!