中のドライブを交換してみる

まずは分解ですが、最初に背面のネジ（2本）をはずしておきます。

その後は（引っ掛けのツメがデザインと一体化していることもあり）パッと見わかりにくいですが、↓の赤丸で囲んだところに細いマイナスドライバーで押し込んでやって、「カパッ」と開ける要領で少し開いてやります。
片側をほんの少しあけたら、反対側も同じ要領でやれば、上カバーが開きます。（多少慣れが必要）

USB2.0変換部

こんな感じで、ケースの中はドライブ本体と変換基板くらいしかありません。

USB2.0変換チップ拡大

見慣れないものが搭載されていましたが、調べてみたところ、
CYPRESS 製変換チップみたいです。

とりあえず他のドライブに交換できそうに見えますが、気になるのは「ケースのフロントパネルが正常に動作するか？」です。ドライブ前面を完全に覆ってしまうタイプのケースだけに、難しいのではないか？と思ってましたが、実際は結構大丈夫そうでした。

PLEXTOR PX-716A を実際に接続

Pioneer DVR-109 を実際に接続

BenQ DW1620 を実際に接続

BenQドライブは奥行きが比較的長いタイプですが、
ギリギリ収まりました。

3つのドライブを繋いでみましたが、ケース自体の設計もよくできていることもあり、トレイ開閉部もスムーズにできてます。（ただ、Pioneer純正A09-J 等はトレイ開閉が干渉してしまいそうですが）

物理的な干渉は大丈夫となると、あとは実際に動くか？ですが、まずは電源に注目。

付属の電源

5V 1.5A　12V 1.0A でした。

以下はドライブの製品ラベルの表記です。
これを見ると少しパワー不足の気もしますが、まずは試してみることにしましょう。

	PLEXTOR PX-716A	Pioneer DVR-109	BenQ DW1620
5V定格表記	1.7A	1.6A	1.6A
12V定格表記	2.0A	1.0A	1.8A

■認識はいずれもOK

まず、認識自体ですが、3つのドライブとも正常にできていてます。

PX-716Aを繋いだときの場合

その後、3つのドライブでファームウェアの書き換えを実行しましたが、これも無事クリア。意外と大丈夫そう？

実際の焼きも問題なさそうで、Nero CD-DVD Speed 3.75 で試したところでは、どうやら正常に動いています。

太陽誘電16倍速DVD-Rメディア + USB2.0変換したPX-716A

減速することなく、正常に書き込み可能。

太陽誘電16倍速DVD-Rメディア + USB2.0変換したDVR-109

同じく、減速することなく正常に書き込み可能。

DW1620では焼く前にQScanを実行してみましたが、これも普通に動作可能でした。

USB2.0変換した状態ですが、普通に動きました。

ついでにWOPCの設定を無効にしてみましたが、これも動作可能。
最後に実際の焼きですが、DW1620では16倍速でず、残念ながら最後で減速してしまいました。（焼き自体は正常に完了しますが）

TDK 16倍速DVD+Rメディア + USB2.0変換したDW1620

ついでにディスク品質テストを行いましたが、これも正常動作してます。

ということで、アイオーのDVR-UN16Sのケースは思ったより使えそうな感じです。
※USB2.0変換したPX-716A で、PlexToolsProfessional での各種計測も可能でした。

この分だとケース目的で買うのもよさそうに思いますが、保証の面で不利になるので、やはり通常はやめておいた方がいいと（一応）書いておきます。保証期間が切れたら、試すのがいいかも。

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