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■DVDメディアでVariRecを使う

以下の内容はかなり怪しいところがあります。（その道の専門家の方からご指摘ありました）
消そうかとも思いましたが、なにかの参考になるのではないか？とも思ったので、一応残しておきます。














CD-Rメディアではかなりマニア度の高いVariRecですが、DVDでは（メディアによっては）VariRecが役に立つことがあります。
以前の検証ページ　※メーカー推奨メディアを使う分にはVariRecは使う必要はないと思われます。

そんなわけで、今回も改めて試してみます。


【予備知識】
DVDのVariRecに対応していないライティングソフトでDVDのVariRecを使うには、PlexToolsProfessional でVariRecの設定をしたあと、PlexToolsProfessional を常駐させたままにしておいて、各種ライティングソフトで焼けばVariRecが有効になります。

太陽誘電 8倍速DVD-Rメディアの DVDINFOPro 3.18 での情報
↑はなんてことない、誘電8倍速DVD-RメディアのPX-712Uでの普通の情報ですが、


PlexToolsでVariRecを設定して、DVDINFOPro 3.18 でメディアを確認
PlexToolsでVariRecを設定すると、このように 8.0x と 6.0x が出現しません。
（VariRecによる速度制限の影響）




以下の結果は私が購入したPX-712U とメディアでの結果です。
ドライブやメディアのの個体差等により結果が違ってくることがあるかもしれません。




■RiTEK 8倍速DVD-Rメディアの場合

使用したメディア
RiTEK 8倍速DVD-Rメディア
ID : RITEKG05


VariRec設定画面のストラテジはDefault
ライティングソフトはB's Recorder GOLD 7.20 を使用。
書き込み速度はすべて4倍速　※VariRecを使用すると、書き込み速度は4倍速に制限されます。
VariRecの設定はPlexToolsで行っています。


PlexTools Professional 設定 （測定ドライブはPX-712A Firm 1.05）
PI/PO テスト 　テスト時間 → 速度2
　SUM8 Test
Beta/Jitter テスト 　サンプリング時間 → 8 ECC Blocks
　Beta表示スケール → -0.05〜+0.05


VariRecの設定 結果
-4 正常に焼き完了
初期型PlayStation2 (SCPH-10000) での再生 : 良好
-2 正常に焼き完了
初期型PlayStation2 (SCPH-10000) での再生 : 良好
±0 正常に焼き完了
初期型PlayStation2 (SCPH-10000) での再生 : 良好
+2 正常に焼き完了
初期型PlayStation2 (SCPH-10000) での再生 : 良好
+4 正常に焼き完了
初期型PlayStation2 (SCPH-10000) での再生 : 良好



VariRec -4


VariRecの設定をしない


VariRec +4

VariRecの設定はそんなには影響しなさそうに見えますが、どちらかというとマイナスよりの方がいいかもしれません。




■GigaStorage 4倍速DVD-Rメディアの場合

使用したメディア
GigaStorage 4倍速DVD-Rメディア
ID : GSC002


VariRec設定画面のストラテジはDefault
ライティングソフトはB's Recorder GOLD 7.20 を使用。
書き込み速度はすべて4倍速。
VariRecの設定はPlexToolsで行っています。


PlexTools Professional 設定 （測定ドライブはPX-712A Firm 1.05）
PI/PO テスト 　テスト時間 → 速度2
　SUM8 Test
Beta/Jitter テスト 　サンプリング時間 → 8 ECC Blocks
　Beta表示スケール → -0.05〜+0.05


VariRecの設定 結果
-2 正常に焼き完了
初期型PlayStation2 (SCPH-10000) での再生 : 外周が再生できない
±0 正常に焼き完了
初期型PlayStation2 (SCPH-10000) での再生 : 外周が再生できない
+2 正常に焼き完了
初期型PlayStation2 (SCPH-10000) での再生 : 良好



VariRec -2


VariRecの設定をしない


VariRec +2


グラフを見ると、VariRec -2 が一番よさそうに見えますが、PS2での再生結果を見ると？？？なことになってます。
その辺を探るべく、KProbe + DRU-700Aで測定してみたところ、なんとなく納得できる結果が出ました。
しかし、台湾安メディアを使いこなすのは難しく感じるときがあります。「台湾安メディア3GBまでの法則」 はできるだけ守った方がいいかも。



VariRec -2


VariRecの設定をしない


VariRec +2




■OPTODISC 4倍速DVD-Rメディアの場合

使用したメディア
SuperXXX 4倍速DVD-Rメディア
ID : OPTODISCR004


VariRec設定画面のストラテジはDefault
ライティングソフトはB's Recorder GOLD 7.20 を使用。
書き込み速度はすべて4倍速。
VariRecの設定はPlexToolsで行っています。


PlexTools Professional 設定 （測定ドライブはPX-712A Firm 1.05）
PI/PO テスト 　テスト時間 → 速度2
　SUM8 Test
Beta/Jitter テスト 　サンプリング時間 → 8 ECC Blocks
　Beta表示スケール → -0.05〜+0.05


VariRecの設定 結果
-4 途中で焼きミス！
-3 途中で焼きミス！
-2 途中で焼きミス！
-1 途中で焼きミス！
±0 途中で焼きミス！
+1 途中で焼きミス！



VariRecの設定をしない


VariRec -4
VariRev -4 では、最後の最後で惜しくも焼きミス。


だめなメディアはどうやってもだめ、ということで・・・
基本的に、PX-712U は台湾系メディアはうまく扱えないと考えた方がよさそうですが、メディアによっては、VariRecを使うことでなんとか使い物になることもあります。（PRINCO 4倍速DVD-Rメディア等）
→これを書いている時点で、（今後発売予定の）PX-716Aは激安メディアにもそれなりに使えるかのような発表をしていますが、その辺に期待して待ちましょう！


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